2019年2月17日日曜日

著作権侵害 スクショNGについて思うこと

最近話題の著作権侵害の件です。
文化庁が2月13日に、漫画や写真などのあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらのダウンロードを禁止し、スクリーンショットも禁止する方針が決定しました。著作権侵害、スクショもNG 「全面的に違法」方針決定


これに関して開口一番に言わせてもらうと、非常にバカバカしい決定としか言いようがありません。


今までの著作権の侵害は、音楽と映像のみでしたが、海賊版サイトでの被害対策のため、このような決定がなされたようです。


先ほども言った通り、スクリーンショットも禁止になり、
ブログの写真に無許可で載せられているアニメの絵やイラストのダウンロードも違法になります。
もちろん、歌詞のコピー&ペーストも違法です。


つまり、個人でやってきた何気ない行動も、インターネットへの投稿の行為も規制の対象になるのです。


一体、どこが海賊版サイトの対策なのでしょうか。海賊版から有料で漫画等を購入する行為はあまりよろしくないことかもしれません。ですが、インターネットでさえもレビュー等の行為が規制されるとなると、これはもう行き過ぎているのではないでしょうか。


海賊版サイトによる被害が甚大だから、違法化するように出版業界が訴えがあったから今回の検討が前々から始まっていたそうですが、あくまでも海賊版サイトを規制してくれと言っているだけで、個人の行為まで規制はしないでいいという意味だったのではないのでしょうか。


それでもって、スクリーンショットさえも禁止とは、今現在のインターネットの状況をまるっきり分かっていないと個人的には思います。


日本のサブカルチャーである漫画、アニメを、まるっきり守る気ないじゃないですか。
せっかくTPPの中でも、二次創作に限っては非親告罪で保持にした意味さえも無意味にさせている気がします。


すでに漫画家からも反対の声が上がっています。
海賊版DLの違法化、漫画家も反対「ちょっと行き過ぎ」
被害者となる側の人からも反対意見があるということは、望んでいない決定をしてしまったということになります。一般のネット利用にも影響が大きいということの反対意見も多く噴出しているようです。


この話し合いの場である委員会でも、国民の私生活の幅広い行為が対象になるために慎重論が相次ぎ、被害の実態を踏まえた必要な範囲の行為に限定することとはなったようですが、それでも線引きは微妙な気がします。


今はまだあくまで「決定」の段階であり、今は禁止とはされてないですが、今年の通常国会で著作権法の改正案を提出し、可決されれば早ければ来年から禁止とされるかもしれません。

二次創作も最悪なことになるかも…。


なんでも規制すればいい」という謎理論、いい加減やめてほしいです。
本当に、頭の固い人たちにはうんざりさせられますね(半ギレ)


この案件には目を通して行く必要がある」と怒りを込めて最後にコメントしておきます。